私がブログや実際のご相談の場で、夫と妻の違いも傾向を説明する時にたとえるのが、
妻はブログ性
夫はフェイスブック及びLAINE性
というものがあります。
これを脳科学の方面からお話になっているかな、と思えたのが、最近巷で注目を集めている書籍「妻のトリセツ」(黒河伊保子 編著 講談社新書)で書かれている妻のネガティブトリガーのお話。
もう、お読みになられましたか?
2016年に発売された西野カナさんのヒット曲「トリセツ」は彼に送る私の取り扱い説明書でしたね。
この本は脳科学の立場から夫の皆さんへ送る“妻”の取り扱い説明書です。
その実、“妻”の皆さんにも多く読まれているそうです。
私も興味深く読ませて頂きました。
表現の違いはあっても、私がお話している事と同じようなことが書かれている部分も多く、妙に安心した感がありました。
脳科学という科学で証明されたからでしょうか(笑)
私がブログや実際のご相談の場でお話する“ブログ性の妻”というのは、
出来事にキチンと見出しを付け、タグも一杯つけて記憶の箱に入れて置いておき、それらに引っかかる(検索)とたちまち即座にとりだすという傾向のことを刺します。
ですので、
妻の「あの時」は過去全部の中の一点
妻は本当によく記憶しています。
但し、この妻の記憶というのは、妻の自分軸です。
ですので、都合よく抜け落ちている、切り取られていることもあります。
しかし、なんにしても、ブログ性の妻の特にネガティブな記憶は夫にとっては「?」が付くほど昔のことや、些細なこともキチンとタグ付けされて溜め込まれています。
一方、夫はフェイスブック及びLAINE性ですので、夫の「あの時」で思いだせるのはせいぜい2,3年内の事がいいところ。
『あの時』といわれて、「『あの時』っていつのことだ?」と懸命に記憶をスクロールします。
しかし、それにも限界があり、思いだせずにいると、妻が待ちきれず、畳み込むように詳細に『あの時』の事を並べたてるのです。
そこで、夫は思いだしても、思いださなくても「え?そんな昔のこと」と思うのですが、妻には、引っ張り出した『あの時』も『今のこの時』も同列なんです。
日々、多くの出来事(FB投稿、LINEトーク)を時間の流れと共に流すように記憶する夫からみるとここがわからない。
わからない者同士がどうやって上手くやっていくか。
相手と同じ様になれないのは仕方がないことです。
では、出来ることはなにか?
それは、相手の特性を理解することです。
理解し、対処する。
例えば、夫なら、妻が“あの時”を検索しないように、もたもたしない。
今のこの問題(不満、障害)に焦点を当てるよう会話を運び、解決につとめる。
スピードと集中です。
多分、妻が取り出す“あの時”もキチンと解決していなかった、少なくとも、妻は納得していなかったはずです。
ですから、今後、妻の“あの時”を増やさないようにすることがポイントです。
いかがでしょうか?